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注意して観察してほしい鳥たち


メボソムシクイの仲間

 これまでメボソムシクイと言われていた鳥が,メボソムシクイ,オオムシクイ,コムシクイの3種に分かれました。メボソムシクイとオオムシクイは日本で繁殖していますので,注意が必要です。
 

   メボソムシクイ オオムシクイ
本州以南(本州・四国・九州)で繁殖する   日本では北海道知床半島周辺でのみで繁殖
「チョチョチョリ、チョチョチョリ」と濁った声で4音節でさえずる 「ジジロ、ジジロ」と三音節のリズムでさえずる
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リュウキュウサンショウクイ

 南西諸島で留鳥として生息していた亜種リュウキュウサンショウクイが北上しています。関東地方でも見られるようになっていますので,亜種サンショウクイと可能な場合は識別してください。
 

亜種 サンショウクイ 亜種 リュウキュウサンショウクイ
    
撮影:小松周一
 
撮影:湯浅芳彦
 
胸から腹は白っぽく脇にやや灰色味あり   胸から腹にかけて黒っぽい
額の白色部はやや広い 額の白色部は狭い
背中は灰色っぽい 背中は黒っぽい
リズムのある声で,ヒリリリと鳴く 単調な声で,ヒリリリと鳴く
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外来鳥

 チメドリの仲間が各地で分布を広げています。特にガビチョウとソウシチョウは広く分布しています。この2種以外にも,カオグロガビチョウ,カオジロガビチョウ,ヒゲガビチョウが観察されています。これら3種については,株)鳥類環境のチメドリ科簡易式別ガイドも参照ください
 

ガビチョウ   ソウシチョウ
    
撮影:内田 博
 
撮影:守屋年史
 
全長21〜24cmでツグミ大。全体に茶褐色で黒褐色の縦斑がある。眼のまわりには、はっきりとした白色部があり後方へ細く延びる。うるさいくらい大きな声で,様々な鳥の鳴きまねを含む複雑な声で鳴く。 全長約13〜16cmでスズメ大。上面は暗灰緑色、喉は鮮やかな黄色で、胸は帯状に赤い。下面は淡黄色。眼のまわりは白っぽく、嘴は赤色。翼には赤色と黄色の斑がある。声はガビチョウと似るが,小鳥らしい柔らかい口笛に似た音色でさえずる。
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